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ウミウシのデート
軟体動物門腹足綱(巻貝の仲間)
ダイビングと言えば、サメやマンタなどの大きい生物が注目されがちですが、『海の宝石』とも呼ばれるウミウシ(海牛)もダイバー達に大人気の生物です。
昔は、ウミウシと言うと、「海牛」と変換されてジュゴンやマナティーなどの水生哺乳類を想像されたり、ウミウシの仲間であるアメフラシを思ってか「ナマコ」と勘違いされたりしていました。(アメフラシはナマコではないのですが。。)
しかし、世界中に分布しているウミウシはここ数十年でポピュラーになりました。図鑑や写真集が出版されて人気があります。
ウミウシのデートYouTube
プーケットでダイビング中にウミウシのデートを見つけました。 一つの個体の中に雌と雄がの両方の機能が存在する「雌雄同体」のウミウシは性器を2種類持っているわけではなく、『両性生殖器』という一つの器官で精子と卵を一度に作ります。
しかし、自家受精するわけではなく相手があっての繁殖となります。 2匹が出逢えば一方が雌、雄というわけではなく、お互いの生殖器をお互いの生殖器に差し込み繁殖します。
つまり!!
『ハイブリットジェンダーレス』
な生き物なのです。
繫殖時はお互いに反対を向いて、右側にある生殖器を併せるのでこの動画はその前のデートといったところですね。 男女の壁を越えたデートもできる最先端な生き物!!!
こんな小さな体で広い海の中を仲間を探し当てれば(同種の分泌するフェロモンに強く反応)、そこで繁殖できちゃう、なんとも不思議な力を持った生物です。
YouTube動画をアップしたのでどうぞ。
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