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ヨウジウオ目ヨウジウオ科
目次
タイガーテールシーホース
分布
中・西部太平洋、インド洋
形態や生態
大きさは約10㎝~20㎝。タイガーテールシーホースはダイバーにとても人気のあり、現地ガイド同士で見つけた場所を共有します。黄色の体色に茶色の模様が特徴的でサンゴやシダ植物のそばで身を寄せていたり、岩の穴の中にいたりします。少なくとも水深15m以上で見かけることが多く浅瀬で見ることが多い日本のタツノオトシゴとは異なります。尾の当たりの模様が虎に似ていることからこの名前がついたようです。
この写真はリチェリューロックの水深30m付近で見つけました。見かけたときはほとんど、単体でいます。
食性は肉食性で、魚卵、小魚、甲殻類など小型の動物プランクトンなどを吸い込んで捕食します。動きは遅いものの捕食は速く、餌に吻をゆっくりと近づけ瞬間的に吸い込みます。また微細なプランクトンしか食べられないと思われがちだが意外に獰猛な捕食者で、細い口吻にぎりぎり通過するかどうかというサイズの甲殻類でも積極的に攻撃し、激しい吸引音をたてて摂食します。
オスの腹部には育児嚢(いくじのう)という袋があり、ここでメスが産んだ卵を稚魚になるまで保護します。体表は凹凸がある甲板だが、育児嚢の表面は滑らかな皮膚に覆われ、外見からも判別できる。そのためこれがタツノオトシゴのオスメスを判別する手がかりともなります。
種類や環境などにもよるが、卵が孵化するには10日-1か月半ほど、普通は2-3週間ほどかかります。育児嚢内過ごしたのち稚魚になります。
出産する時は、オスは尾で海藻などに体を固定し、体を震わせながら稚魚を産出します。稚魚は全長数mmほどと小さいながらも既に親とほぼ同じ体型をしており、海藻に尾を巻きつけるなど親と同じ行動をします。
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