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エビ、カニの仲間第2段
エビ、カニの仲間第2段
プーケット、シミラン、スリン、リチェリューロックで見られるエビ、カニの仲間をご紹介します。基本的には夜行性なので昼夜問わずに岩やサンゴの陰に隠れていることがほとんどです。
それではプーケット、シミランで見られるエビ、カニの仲間第2段をご紹介します。
フリソデエビ
■科目/コエビ目-フリソデエビ科
■中・西部太平洋 インド洋
■大きさ/ 2~5㎝
ヒトデを専食し体は乳白色から白。中央から東太平洋に生息する個体は、黄色い縁のある紫のかった斑点を持ち、インド太平洋に生息する個体は、青い縁のある褐色のかった斑点を持ちます。これはその地域で食べるヒトデによって色の違いがあるためで、2種に分ける場合もあります。
小型で移動性の低いヒトデを好むが、通常はそれだけでは足りないため、オニヒトデのような大型のヒトデも襲うこともあります。オニヒトデの天敵として、本種をサンゴ礁の保護に用いることも考えられています。また、稀にウニも食べることが知られています。
狩りは雌雄のペアで行われ、小型で素早い雄が獲物を発見し、ヒトデを裏返しやすくするために縁の管足を切り離します。そして雌がこれに加わってヒトデが裏返されると、第一胸脚にある小さく鋭い鋏脚を用いて外皮を切り裂き、体内の管足や生殖巣を引きずり出して食べます。
コホシカニダマシ
■科目/十脚目-カニダマシ科
■全域
■大きさ/ 2㎝
カニに似た形をしたカニダマシ類の一種で、甲面が暗褐色の細点覆われています。
ハタゴイソギンチャク類の下側や触手の間に住んでいてナイトダイブでライトを照らすと見つけやすいです。
モンハナシャコ
■科目/シャコ目-ハナシャコ科
■中・西部太平洋 インド洋
■大きさ/10~15㎝
前足を素早くキックすることで貝などを割って食べることが知られています。カメラなどを近づけすぎて割られないように気を付けましょう。
また特殊な目を持っていて、人間の10倍の種類の色を見分けることができるだけでなく、円偏向と呼ばれる特殊な光も見ることができるそうです。
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