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お魚図鑑、カマス科第2弾
2023/03/16

カマス科

カマス科

スズキ目カマス科に分類される魚類の総称です。カマス科はカマス属のみ1属で構成され、オニカマスなど少なくとも21種がいます。バラクーダという英名でも知られています。すべて海水魚で、太平洋・インド洋・大西洋の熱帯・亜熱帯域に幅広く分布します。主に沿岸域に生息し、サンゴ礁や岩礁の周囲で群れを形成し、活発に泳ぎ回ります。食性は魚食性で、イワシなど他の魚類を貪欲に捕食します。

それではプーケット、シミランで見られるカマス科のお魚をご紹介します。

タイワンカマス

タイワンカマス
タイワンカマス

■英名/Yellowtail barracuda
■科目/スズキ目-カマス科
■地域/中・西部太平洋 東太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/20〜50cm

小さめのカマスで群れで見かけることが多いです。
頭から尾ビレにかけて二本の線(中央の黒い線と、背中側の薄い黄色の線)があるのが特徴です。尾ビレも黄色味がかっています。
さらに背中側に、背中から腹の方向へ、うっすらと縞模様があるのも特徴です。
2005年にタイワンカマス種群の見直しが行われ、ダルマカマスがアカカマスと同一とされ、イブリカマスという、タイワンカマスと外観がよく似た新種が追加されています。
アカカマスは頭から尾ビレにかけての線が一本ということになっています。イブリカマスはタイワンカマスと同じく線が二本の線ですが、日本近海でのみ見つかっているようなので、海外で見た場合にはタイワンカマスと考えて良さそうです。
タイワンカマスの学名はFishbaseなどではS.flavicaudaとなっているのですが、2005年の再検討の際にはS.obtusataとされています。ここでは2005年の再検討で記載されている学名を使用しています。

オオカマス

■英名/Sawtooth barracuda
■科目/スズキ目-カマス科
■地域/中・西部太平洋 東太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/1〜2m

オオカマス
オオカマス

名前がオオメカマスやオニカマスと似ていますが、これらとの違いははっきりしています。ブラックフィンバラクーダとの違いが微妙なのですが、尾びれの形で区別することができます。ブラックフィンバラクーダは尾ヒレの後端中央に突起がありますが、オオカマスは尾ヒレが二又に分かれる感じになっています。
オオカマスも群れを作りますが、ブラックフィンバラクーダの群れに混ざることもあるようです。タオ島ではシェベロンバラクーダと呼ばれているようです。れます。ダイビングで出会う大きなカマスの群れは、この種のことが多いようです。

ナイスダイブプーケットのお魚図鑑はこちら

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