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フエダイの仲間第2段
フエダイ科
スズキ亜目の下位分類群の一つです。中型・大型の肉食魚のグループで、熱帯の沿岸海域を中心に100種類以上が知られています。
大型魚が多いグループで、成魚の全長は数十cm程度、種類によっては1mを超えるものもいます。「フエダイ」(笛鯛)の名は、フエダイ属の口が前方に突き出て口笛を吹いているような形状をしていることに由来します。和名も形態もよく似たフエフキダイ科 と紛らわしいですが、フエダイ属は頭部に鱗が多いこと、口の中は赤くないこと、臼歯がなく牙状の犬歯が並ぶことなどで区別できます。なおフエダイ属以外のフエダイ科魚類では、口が前に突き出たものは少ないです。
それではプーケット、シミランで見られるフエダイの仲間達をご紹介します。
アミメフエダイ
■英名/Checkered snapper
■科目/スズキ目-フエダイ科
■地域/中・西部太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/ 20〜50cm
格子状の模様と、尾びれ付け根の黒い斑点が特徴です。ユウダチタルミと似ています。こちらは縦横の縞の太さが同じぐらいですが、ユウダチタルミは横方向の線が細いです。
ロクセンフエダイ
■英名/Five-lined snapper
■科目/スズキ目-フエダイ科
■地域/中・西部太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/ 20〜50cm
黄色の体色に5本の線があるのが特徴です。群れをなして、一箇所にじっとしていることが多いです。
和名では6本となっていますが、ぱっと見では5本しかないように見えます。英名でも5本の線となっています。ただよくよく見るとエラの付近に短い線があります。これも数えて6本なのでしょうかね?シマタルミという名前もあるようです。
ヨスジフエダイと似ていますが、線の数で区別できます。名前のとおりヨスジフエダイは線が4本です。
ナミフエダイ
■英名/Blubberlip snapper
■科目/スズキ目-フエダイ科
■地域/中・西部太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/ 50cm〜1m
フエダイ科の魚にしては、かなり大型になります。最初に見た時にはフエフキダイ科かイサキ科の魚と思ってしまいました。
上の写真は成魚のものでヒレが黄色で、特に尾ビレの後端が黄色なのが特徴です。
和名のナミ(波)は顔の周りに波模様があるところからきているようです。
日本近海にはよく似たフエダイがいますが、フエダイには上記の波のような模様はないところから区別できます。
フエダイは日本近海にしかいないようなので、海外のダイビングで見かけたらナミフエダイと思って良さそうです。
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