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スズメダイの仲間第2段
スズメダイ科
スズキ目ベラ亜目スズメダイ科に分類される魚類です。4亜科・28属・300種類以上が知られ、おもに熱帯地方の浅い海に分布します。その中にはイソギンチャクと共生することで有名なクマノミ類も含まれます。鮮やかな色をした種類が多く、観賞魚としてよく飼育されダイバーにも人気が高いです。
浅瀬から20M前後までに生息するイソギンチャクを我が家としており一生をそこで過ごす場合もあります。イソギンチャクの持つ毒で外敵から身を守る代わりに常に動き回ることで、新しい海水をイソギンチャクに提供しており共生のバランスを取っています。
それではプーケット、シミランで見られる鮮やかで美しいスズメダイの仲間達をご紹介します。
レッドサドルバックアネモネフィッシュ
■英名/Red saddleback anemonefish
■科目/スズキ目-スズメダイ科
■地域/アンダマン海固有種
■大きさ/ 10〜20cm
アンダマン海の固有種です。ダイバーからはトマトアネモネフィッシュとも呼ばれています。
ハマクマノミに良く似ていますが、成魚では頭部に白色の帯がないので区別できます(幼魚にはあります)。しかしながら、この種とハマクマノミからは雑種が生まれ正常に成長することが知られています。かなり近い種なのかもしれませんね。側面の黒い部分の大きさは個体によってかなり変化があるようです。イソギンチャクに対する執着性は低く、イソギンチャクから離れて泳いでいることがあります。
レッドアンドブラックアネモネフィッシュとも似ています。通常はレッドアンドブラックアネモネフィッシュには白帯があるので区別できますが、なかには白帯がないのもあるらしいので、なかなか見分けるのは難しいかもしれません。本当は同じ種なのでは?と思ってしまいますよね。
クマノミ
■英名/Clark’s anemonefish
■科目/スズキ目-スズメダイ科
■地域/中・西部太平洋 インド洋
■大きさ/ 10〜20cm
クマノミの仲間は、ほとんどが狭い分布範囲しか持っていませんが、この種はかなり広く分布しています。しかしながら体の色は個体差が大きく、オレンジもしくは黒のものが存在します。体側に二本の太い線があるのが特徴です。尾ビレ付け根にも白い部分があるので三本とも言えますが、下の写真のように尾ビレが白い個体だと三本目がわかりにくくなります。いろいろなイソギンチャクを宿主とします。
ローランドダムゼル
■英名/Rolland’s demoiselle
■科目/スズキ目-スズメダイ科
■地域/中・西部太平洋 インド洋
■大きさ/ 〜10cm
写真は幼魚のもので、頭の鮮やかな青色のリングが特徴です。成長すると背びれの斑点も青色のリングもなくなってしまいます。
レモンスズメダイと少し似ていますが、こちらの方がずっと鮮やかです。
Fishbaseの英名をカタカナ読みしたローランズデモイゼルとしているサイトもあるようです。インドネシアの魚図鑑ではブルーヘッドダムゼルと記載されていましたが、ネット上の検索で見つかる主にアクアリストの間でブルーヘッドダムゼルと呼ばれる魚とは別のようです。
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