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フリソデエビ
エビによってその特徴は様々です。生態系を保つのに大きな役割はたすプーケット・シミランで逢えるエビの仲間たちをご紹介します。
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フリソデエビ
全長2-5cm。雄は雌より少し小さく第一触角と、第二胸脚の不動指が葉状に大きく拡大することが特徴です。体は乳白色から白です。中央から東太平洋に生息する個体は、黄色い縁のある紫のかった斑点を持ち、インド太平洋に生息する個体は、青い縁のある褐色のかった斑点を持ちます。これは餌によって異なるようです。
フリソデエビの生態
水深1-20mで見られます。体色は警戒色だと考えられていますが、毒を持つことは知られていません。一夫一妻制であり、縄張りを持ちます。交尾は雌の脱皮後に行われ、雌は100-5,000個の卵を産み、孵化まで保護して暮らします。
フリソデエビの摂餌
インド洋側ではアオヒトデを主食とします。小型で移動性の低いヒトデを好むが、通常はそれだけでは足りないため、オニヒトデのような大型のヒトデも襲います。オニヒトデの天敵として、本種をサンゴ礁の保護に用いることも考えられています。また、稀にウニも食べることが知られています。狩りは雌雄のペアで行われます。小型で素早い雄が獲物を発見し、ヒトデを裏返しやすくするために縁の管足を切り離し、雌がこれに加わってヒトデが裏返されると、第一胸脚にある小さく鋭い鋏脚を用いて外皮を切り裂き、体内の管足や生殖巣を引きずり出して食べます。
まとめ
シミラン諸島、リチェリューロックで見られることが多く、アオヒトデを食べる地域から青のかかった斑点を持っています。太陽が当たりずらい場所で夫婦でいるところを見たいですね。
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